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キオスク端末は、コンビニエンスストア・図書館・ショッピングモール等の人の行き来が多い所に設置されており、行政機関への訪問・電話での問合せ等で得られる全てのサービス(雇用情報の照会/問合せ、車両登録の更新及び行政サービスに関する案内や情報の開示等)を、一台のキオスク端末へのアクセスで受けることが可能である。

<当システムの目的>

当システムの目的は以下の通りである。

・住民に対して行政機関の組織毎でなく事業毎に必要なサービスと情報を提供する。

・行政サービス・情報を最も利便性が高い場所/時間に提供する。

・行政サービス・情報を多国語で提供する。

・銀行のATM(365日/24時間対応)のようなキオスク端末の行政版を提供し、ノンストップ・サービスを実現する。

・行政サービス・情報の提供に関わるコストの削減及び有効性の向上を実現する。

<当システムの利用方法>

また、当システムの利用方法はいたって簡単である。ユーザー(一般住民)は画像と音声を利用した指示に従い、キオスク端末のタッチ画面に触ることによって対話を進めていく。それぞれの画面はメニュー方式になっており、ユーザーは自分の興味のあるプログラムまたはサービスの画面に素早くたどり着けるようになっている。ある画面にたどり着いた後は、データの入力や特定のオプションの選択を行うようガイドされ、ユーザーが必要な情報を得ることができる仕組みになっている。またキオスク端末は新しい運転免許(磁気テープが装着されている)をIDとして読み込んだり、クレジットカード等での支払を受け付けるようになっている(支払を行った際には領収書を印刷できる)。

また、近い将来には事業所及び家庭内とのパソコンとも接続され、当該サービスの提供が可能となり、さらには、双方向CATVあるいはテレビ電話等のマルチメディアの対応も実用化されるであろう。

<当システムのメリット>

これらのシステム機能とその運用が住民にもたらすメリットとしては、次の様なものがあげられる。

・行政サービス・情報を最も利便性が高い場所で、通常行政機関が閉まっている時間

 

 

 

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